外壁塗装の工程解説!工程の流れと費用相場を紹介

query_builder 2025/04/11
コラム
著者:株式会社Marumi
11外壁 塗装 工程

外壁塗装の工程がよく分からないまま、業者にすべて任せきりになっていませんか?
「手抜き工事が心配」「費用や日数の内訳が見えづらい」「塗料の種類によって何が変わるの?」そんな不安を抱えたまま契約してしまうと、あとから後悔する可能性もあります。

 

実際、国土交通省の住宅リフォーム実態調査によると、塗装工事に関する苦情の多くが「工程説明の不足」「仕上がり不良」「見積もりの不透明さ」に集中しています。工事前に工程の流れをしっかり理解しておくだけで、こうしたトラブルは未然に防ぐことができるのです。

 

本記事では、外壁塗装の流れを足場設置から上塗り、完了清掃までのステップに分解し、それぞれの工程の目的、所要日数、費用相場を丁寧に解説します。加えて、下塗り・中塗り・上塗りの違いやシーリング処理の重要性、近隣への挨拶対応まで、専門家が監修のもとで網羅的にお届けします。

 

この記事を最後まで読めば、自宅の外壁塗装に必要なすべての工程が「見える化」され、不明点や不安が解消されるだけでなく、優良業者を見極める目も身につきます。住宅の資産価値を守るためにも、ぜひご活用ください。

外壁塗装で住まいを守る - 株式会社Marumi

株式会社Marumiは、外壁塗装や屋根塗装をはじめ、防水工事や屋根工事など、住まいのメンテナンスを幅広く手がけております。経験豊富な職人が高品質な施工を提供し、大切なお住まいを美しく、長持ちさせるお手伝いをいたします。お客様のご要望を丁寧にお伺いし、最適なプランをご提案いたします。ご相談やお見積もりは無料ですので、住まいの塗装や修繕をご検討の際は、ぜひ株式会社Marumiへお気軽にお問い合わせください。

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住所 〒264-0017千葉県千葉市若葉区加曽利町684−1
電話 043-312-3264

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外壁塗装工程を大まかに解説

工程① 近隣挨拶と現場確認、初日の大事なポイント外壁塗装工事のスタートは、実際の作業ではなく、施工前の近隣への挨拶と現場の確認から始まります。この初期対応こそが、工事全体の印象と信頼性を左右する重要なプロセスです。塗装に伴う音や臭い、高圧洗浄時の水飛沫などが近隣住民に与える影響を最小限にするため、事前に丁寧なコミュニケーションが求められます。

 

実際の挨拶では、工事日程、作業時間帯、足場の設置範囲、高圧洗浄時の注意点などを簡潔に説明し、不安要素を払拭することが重要です。近年では施工会社が挨拶文と粗品(タオルや洗剤など)を用意するケースも増えており、これがきっかけでトラブルを未然に防げたという声も少なくありません。

 

現場確認では、工事対象範囲の明確化、足場設置位置の確認、隣家や植栽の距離、電線やエアコン配管の有無など、足場作業に支障をきたす要素を一つひとつチェックしていきます。特に、建物周囲に十分なスペースがない都市部では、この現地調査が安全対策の起点になります。

 

また、足場設置に伴い道路占用許可が必要な場合や、高所作業車が入れない環境では、事前の対応が不可欠です。これを怠ると、着工後に工期遅延やトラブルが発生する可能性が高まります。

 

この工程で注目すべきポイントをまとめると、以下のようになります。

 

・近隣への事前挨拶は業者任せにせず、施主からも一言あると安心感が増す
・挨拶時には配布物(挨拶文・タオルなど)を用意すると印象が良い
・現場確認では「足場設置範囲」「資材搬入経路」「物の移動」が焦点
・駐車場スペースや私道の使用許可も事前に手配しておく

 

この初日対応を丁寧に行うことは、近隣との関係構築だけでなく、業者の信頼性を計る指標にもなります。良い工事は、良い挨拶と段取りから始まるのです。

 

工程② 足場の組み立てと安全管理

 

塗装工事において、最初の実作業とも言えるのが「足場の組み立て」です。この工程は、作業の効率と職人の安全を両立するために必要不可欠であり、法律でも一定の条件下で設置が義務付けられています。

 

外壁塗装に用いられる足場は、主に「くさび式足場(ビケ足場)」が採用されています。これは組み立て・解体がスピーディかつ安定性に優れており、戸建て住宅には最も多く使われています。一方で、高層マンションや狭小地では「単管足場」や「枠組足場」が使われることもあります。

 

足場の組立て作業は、通常1日で完了します。作業員はヘルメットやハーネスなどの保護具を着用し、建物全体を囲むように金属フレームを設置していきます。このとき、地面の勾配や障害物(植栽・物置・自転車など)を避けるように配置されるため、現場確認が事前に行われていることが前提になります。

 

足場設置時のチェックポイントは以下の通りです。

 

・支柱がしっかりと固定されているか(倒壊防止)
・作業床に隙間がないか(つまずき防止)
・安全ネットや落下防止の手すりが設置されているか
・通行人や隣家に危険が及ばないよう養生されているか

 

足場費用は塗装工事費の約15〜20%を占める重要な要素であり、以下のような価格感が相場です。

外壁塗装でよくあるトラブルと失敗を防ぐ対策

工事の遅れが起きやすい理由と防ぎ方
外壁塗装工事における「工期の遅れ」は、施主にとって精神的・金銭的なストレスの原因になりやすいトラブルの一つです。工程表通りに進まないことで生活の予定が狂い、近隣との関係性にも影響が出る可能性があります。特に共働き世帯や小さな子ども・高齢者がいる家庭では、スケジュール通りに完了するかどうかが大きな関心事です。

 

工事が遅れる主な原因は、大きく分けて以下の3点です。

 

  1. 天候による影響
    外壁塗装において最も影響が大きいのが天候です。特に雨天時や湿度が高い日には、塗料の乾燥が不完全になる可能性があるため、作業は基本的に中止となります。梅雨時期や台風シーズンは特に注意が必要です。
  2. 職人の人員不足・スケジュールの重複
    人気のある業者や繁忙期(春・秋)は職人の手配が追いつかず、別現場との掛け持ちにより工期が後ろ倒しになることもあります。工事途中で職人が変わることで品質のムラが出ることもあり、信頼できる業者選びが不可欠です。
  3. 塗料や材料の納品遅延
    指定した塗料や資材が在庫切れや配送遅延になると、次の工程に進めません。特注色や高機能塗料を選んだ場合に起こりやすいリスクです。

 

このようなトラブルを防ぐには、契約段階での対策が有効です。工期の遅延に関して明記された契約書や覚書を交わすことで、トラブル発生時の責任の所在が明確になります。また、万一の天候による延長に備えた「予備日」を工程表に含めておくことも現実的です。

 

家にいるときのストレスを減らす工夫とは?
外壁塗装の施工中、住民は家の中で普段通りの生活を送ることになりますが、実際にはさまざまな「生活ストレス」が生じるのが現実です。特に音や臭い、作業員の視線といった問題は、工事期間中の生活の質を大きく左右します。快適な生活を維持するためには、事前に知っておきたい対策があります。

 

まず大きな問題となるのが作業音です。足場設置時や高圧洗浄、塗料缶の開封音などは思いのほか大きく、在宅ワークや子どもの昼寝を妨げる原因になります。対策としては、ノイズキャンセリングイヤホンの活用、静かな時間帯の要望提示、足場作業日程の事前共有などが効果的です。

 

次に塗料の臭いです。特に溶剤系塗料を使用した場合、強いシンナー臭が室内に入り込むことがあります。対策としては、作業中は窓を閉め切る、エアコンの換気口にフィルターを貼る、空気清浄機を使用するなどが挙げられます。

 

視線によるストレスも見逃せません。足場を使って作業員が窓の外を通るため、「家の中が見られているかも」という心理的ストレスを感じる方は多いです。対応策としては、カーテンを閉める、もしくはミラーカーテンや目隠しフィルムを貼るなどの工夫が推奨されます。

外壁塗装の工程別費用と相場

各工程にかかる費用目安と見積もり例
外壁塗装の見積もりを依頼すると、まとめて「◯◯万円」と提示されることが多いですが、実際は各工程ごとに明確な費用が発生しています。どの工程にどの程度の費用がかかっているのかを知っておくことは、適正価格を判断するうえで非常に重要です。ここでは、実際の塗装工事の中でもよくある「30〜40坪の戸建て住宅」のケースをもとに、工程ごとの費用相場と見積もり項目の例を詳しく解説します。

 

外壁塗装の主な工程別費用目安

 

・仮設足場
 
高所作業の安全確保に必要で、費用は15万〜25万円。部材と人件費が内訳です。

 

・高圧洗浄
 汚れ除去と塗料の密着性向上が目的で、1万5千〜3万円。延床面積によって変動します。

 

・養生作業
 
サッシや植栽、車両など非塗装部の保護。費用は1万〜2万5千円です。

 

・下地処理
 クラックやサビの補修など。劣化状況により3万〜8万円と幅があります。

 

・シーリング
 目地補修(打ち替え・増し打ち)に3万〜12万円。サイディングには特に重要です。

 

・下塗り
 塗料の密着力向上に5万〜10万円。塗料の種類によって変動します。

 

・中塗り・上塗り
 色仕上げと耐候性の強化で10万〜25万円。面積や塗料で価格が変わります。

 

・雑工事
 清掃や最終点検など仕上げ工程に1万〜3万円。完了時に行う細かな作業です。

 

上記をすべて合算すると、平均的な外壁塗装費用は70万〜120万円前後となります。ここに屋根塗装や付帯部(雨どい、破風板、軒天など)の塗装が加わると、総額は100万円を超えるケースも珍しくありません。

 

業者によっては、見積もり項目が「一式」としてまとめられている場合もありますが、その場合でも依頼者側から内訳の提示を求めることが可能です。仮に業者がそれを渋るようであれば、他の業者との比較をおすすめします。

 

コーキング・シーリング費用の違いと見分け方
外壁塗装の見積もりの中で、特に戸惑いやすいのが「コーキング(シーリング)」に関する項目です。「シーリング」「コーキング」「打ち替え」「増し打ち」など、似たような言葉が並び混乱を招きやすいですが、それぞれには明確な違いがあります。

 

まず、「シーリング」と「コーキング」は厳密には同義語であり、建築業界では「シーリング」という表現が一般的に使われています。一方、「コーキング」は住宅リフォームの現場などで使われやすく、意味に違いはほぼありません。

 

問題は、その施工方法と単価の違いです。既存のシーリング材をすべて撤去し新しく打ち直す「打ち替え」と、既存の上に新たに重ねる「増し打ち」では、作業手間・使用材料・耐用年数に差があり、価格にも大きな違いが出ます。

 

シーリング工法の違いと費用目安

 

・打ち替え

 

既存のシーリングをすべて撤去し、新たに充填する方法。耐用年数は約10〜15年で、劣化が進んだ目地にも対応可能。費用は900〜1,300円/mが目安です。

 

・増し打ち
古いシーリングの上から新しい材料を重ねて充填する方法。耐用年数は約5〜7年と短めですが、コストを抑えたい場合に有効。費用は600〜900円/mが一般的な相場です。

 

打ち替えは基本的にサイディング外壁で採用され、目地が深い部分や劣化が進んでいる箇所では必須とされます。一方、ALCパネルやサッシ周りなど一部の部位では増し打ちが採用されることもあります。

 

このように、工法の違いと費用の違いをきちんと理解しておくことで、見積もりの妥当性を判断でき、不要な施工で費用が膨らむリスクを回避できます。信頼できる業者は、どの箇所をどの工法で行うのかを丁寧に説明してくれるはずです。

まとめ

外壁塗装工事は、見積もりから施工完了まで多くの工程を経て行われる重要な住まいのメンテナンスです。本記事では、足場の設置から高圧洗浄、下地処理、下塗り・中塗り・上塗り、そして最終的な清掃と点検に至るまで、各作業の目的と流れを丁寧に解説してきました。

 

また、費用面に関しても、「仮設足場に約15万から25万円」「シーリング打ち替えに1メートルあたり900円から1300円前後」など、実際の相場感をもとに細かくご紹介しています。これにより、見積もりの妥当性を判断しやすくなり、不透明な費用や手抜き工事への不安を軽減する助けになります。

 

「塗装工事が予定より長引いた」「下塗りがされていなかった」「近隣への挨拶が不十分でトラブルに」など、施工時に多くの方が直面しやすい悩みにも触れ、具体的な対策も示しました。特に、季節選びや騒音・臭い対策など、生活者視点に立った工事準備も大切な要素です。

 

塗装の品質は、単に塗料の性能だけでなく、各工程の正確な実施と、施工業者の説明責任によって支えられます。もし工事内容の詳細を理解しないまま契約してしまえば、あとから不満や損失が生じることもあるでしょう。そうならないためにも、今回ご紹介したような工程知識を身につけておくことは、塗装工事の成功に直結します。

 

本記事の内容を活用すれば、見積書の見方から工程チェック、業者選びまで、自宅の外壁塗装を「納得・安心」して進めるための判断力が身につくはずです。将来の大きな修繕費用を避けるためにも、今こそ一歩踏み出して、計画的なメンテナンスを検討してみてください。

外壁塗装で住まいを守る - 株式会社Marumi

株式会社Marumiは、外壁塗装や屋根塗装をはじめ、防水工事や屋根工事など、住まいのメンテナンスを幅広く手がけております。経験豊富な職人が高品質な施工を提供し、大切なお住まいを美しく、長持ちさせるお手伝いをいたします。お客様のご要望を丁寧にお伺いし、最適なプランをご提案いたします。ご相談やお見積もりは無料ですので、住まいの塗装や修繕をご検討の際は、ぜひ株式会社Marumiへお気軽にお問い合わせください。

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住所〒264-0017千葉県千葉市若葉区加曽利町684−1
電話043-312-3264

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よくある質問

Q. 外壁塗装の工程ごとの費用はどれくらいかかりますか?
A. 工程ごとの費用は工事の内容によって異なりますが、仮設足場で約15万から25万円、高圧洗浄で1万5千から3万円、下地処理や補修で3万から8万円、シーリング打ち替えで90メートルあたり8万から12万円程度が相場です。塗料の種類によっても価格が変わり、一般的なシリコン塗料なら1平方メートルあたり2,000円前後が目安となります。見積もり時には作業の内訳をしっかり確認することが重要です。

 

Q. 外壁塗装工事には何日かかりますか?天候でどのくらい遅れる可能性がありますか?
A. 標準的な30坪の住宅であれば、足場の設置から完了まで約10日から14日が目安です。ただし雨天や強風が続くと、洗浄や塗装の乾燥ができず、2日から5日程度の遅れが発生することもあります。特に梅雨時期や台風シーズンには工期が伸びやすくなるため、事前に余裕を持ったスケジュール調整が必要です。契約時には工期の遅延に関する対応や注意点を確認しておくと安心です。

 

Q. シーリングの「打ち替え」と「増し打ち」はどう違い、どちらが適していますか?
A. 打ち替えは既存のシーリングを完全に撤去して新たに充填する方法で、耐用年数は約10年から15年です。一方、増し打ちは既存の上からシーリングを重ねて補強する方法で、耐用年数は5年から7年とやや短めです。サイディング外壁の場合は打ち替えが推奨され、雨漏りやひび割れを防ぐ効果が高いとされています。費用は打ち替えで1メートルあたり900円から1300円程度が一般的です。

 

Q. 外壁塗装中に家の中での生活に支障はありますか?
A. 塗装工程中は足場の設置による視線、作業時の騒音や塗料の臭いなど、多少の生活ストレスが発生します。特に高圧洗浄や塗装作業中は窓を閉め切る必要があるため、換気が難しくなる場合もあります。カーテンは閉めたままにする方が安心で、洗濯物も外に干せません。こうした影響を軽減するためにも、事前に工程の内容や日数を把握し、生活リズムを調整することが大切です。工事前には近隣への挨拶や説明も行うことでトラブルも防げます。

会社概要

会社名・・・株式会社Marumi
所在地・・・〒264-0017 千葉県千葉市若葉区加曽利町684−1
電話番号・・・043-312-3264

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